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二声体の世界・対位法 ---対旋律を生み出そう---

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現代版楽典講座では、楽典的な内容に留まらず、作曲の話にもフォーカスしていきます。

まず、二声体の動きを細かく見つめ、三声体、四声体に拡張するためには
どうしたら良いのか、迫っていきます。

対位法とは、ある旋律(メロディ)に対する対旋律を生み出すための
作曲技法です。

譜例3のように、音の動きには、平行・斜行・反行があり、
これらをバランスよく使い分けることで、二声体のハーモニーを生み出せるわけですが、
絶対的なムーブメントを産む二声体のハーモニーがあります。
それは譜例4-1のような、減五度から内部の三度音程へのムーブメントです。

そして、シファの減五度音程が内部の三度音程ドミに進みたいように、
ソファの七度音程もドミに進みたい力を持っています。
減五度音程のシがドに向い、ファがミに向う、これらを限定進行音といいますが、
七度音程のソがドに向うのも限定進行と言ってしまっても良いと思います。

属音ソが主音ドに進み、ファがミに進む、このような七度→内部の三度への
ムーブメントは減五度→内部の三度と同等の力を持っています。
そして、これらの動き[減五度→内部の三度、七度→内部の三度]
を組み合わせると三声体が生み出せます。四声体にするには、
さらに低音部にベースを足せばOKです。声部が増えれば自ずと使用する音域が
広くなるわけです。

属音ソが五度下(四度上)の主音ドに進みたいように、
ベース = コードの根音は五度下あるいは四度上に進みやすい、
つまり、コードというもの自体が五度下(四度上)に進みやすい
性質を持っています。

ではハ長調で七度→内部の三度への動きを、五度下のコードへ進むコードワーク、
コード1→4→7→3→6→2→5→1の連結で行ってみると、譜例4-2のようになります。
コードネームで書いたら、CM7→FM7→Bϕ→Em7→Am7→Dm7→G7→CM7 ですね。

ベースラインは、ずっと五度下に下がり続けることは物理的に不可能ですから、
五度下がって四度上がったり、四度上がって五度下がる、このような動きをとります。
このようなベースの動きは、さまざまな曲でみられる普遍的な動きです。

限定進行音など、音には進みやすい方向があって、
その欲求に素直に従って音を動かしてやれば、曲ができてしまいます。
現代版楽典講座では、このようなことを掘り下げていきます。
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2件のコメント

[C1582]

Hiroshiさん、こんにちは。
何か今月、めっちゃ忙しいです・・・

今月号の講座、すごく分かりやすかったです。
コード作曲法とかぶった説明もありますが
1つの内容をいろんな角度から見ると
自分の思い違いとかも気がつくんだな、と感じました。
次号も期待しています。(^_^)
  • 2012-03-20
  • Runbird
  • URL
  • 編集

[C1587] ===Runbirdさんへ===

こんにちは、お忙しそうですね。

>すごく分かりやすかったです。

それなら良かったです!

>1つの内容をいろんな角度から見ると

アングルを変えて眺めてみると、また新たな発見があるかと
思います。次号もよろしくお願いします!
  • 2012-03-21
  • [ Hiroshi ]
  • URL
  • 編集

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[  Hiroshi  Fujimaki  ]

Author:[ Hiroshi Fujimaki ]
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