旅 で 出 逢 っ た  風 景
Portugal     BASQUE     FRANCE     ITALIA     JAPAN     TOP

Entries

代理和音、準固有和音について まとめ

代理和音、セカンダリードミナント、ドッペルドミナント、準固有和音あたりで
ハマってしまっている方々がとても多いと感じています。

既存のコード理論書で、これらのことを大事なことのようにフィーチャーし過ぎているから、
ここでスタックしてしまう人が多いのではないかと個人的には思うんです。
もちろん大事ではありますが、これらは、わりとさらりと使った方がエゲツナクて良いかと思います。

皆さんが、スタックしてしまった轍から抜け出せるヒントになれば、と思いまして、
以下、ツイッターに書き込んだ文章になります。


セカンダリードミナントとかドッペル・ドミナントとか言葉の持つ響きはカッコいいのだけれども、実際にはあまり良いコードワークが作れません。コード編曲法で行ったアレンジでは、セカンダリードミナントもドッペル・ドミナントも使ってないのは、これらがあんまりカッコ良く使えないからです。

セカンダリードミナントもドッペル・ドミナントもコード理論書では大事そうに取り扱われていますが、それらよりも、ツーファイブとか裏コードとか駆使した方が遥かに面白いコードワークが作れます。だから、拙著ではセカンダリードミナントという言葉を一度も使っていません。

また、代理和音という言葉によって、あるコードが別のコードの代わりになるような錯覚を受けてしまいます。
CM7とAm7は代理和音と言われますが、CM7は明るく、Am7は暗い。この2つは明かに別物であり、異なる役割を果たします。なので拙著では代理和音という言葉も使わないようにしてます。

代理和音、セカンダリードミナント、ドッペル・ドミナントって言葉(というかテクニック)を知ってしまうと、それを使ってみたくなる。7つのコードだけで上手な接続ができないうちに、テクニックに走ってしまう。それが怖いことです。7つのコードだけでも十分カッコいい曲つくれますから。

ドッペル・ドミナント、ちょうどDTMマガジン[現代版楽典講座] 第六章で説明していますが、限定進行音を守ることで、このようにクラッシックっぽいサウンドになっちゃうんですよね。つまり、クラシックは限定進行音を守っている音楽と言えますが、ポップスでは限定進行音を守らない方がカッコ良くできる。

特に「代理和音」という言葉に違和感を感じています。AさんとBさんの2人がいて、Bさんに「アナタはAさんの代わりよ」って言ったらヤバいことになりますよね。2人は、CM7とAm7が同じトニックの機能を持つように、似ている部分があるかもしれなけど、別人ですからね。浮気しちゃダメですよ。

たいてい浮気ってのは周囲にバレちゃってて、それに気づかないのは本人だけって状況なわけですから、、。よっぽど気をつけてても、浮気されてる女の子ってのは抑圧されてますから口が軽いですよ。あれっ、なんの話だったかな?(笑)

準固有和音、代理和音、ドッペル・ドミナント、セカンダリードミナントなど言葉でピックアップしてしまうと、それぞれが独立したテクニックのように感じられてしまいます。本来は、これら全部を然るべきポイントに配置することが大事で、分断されたテクニックと捉えない方がよろしいかと。例えるなら→

「牛丼並み」単体でも美味しく食べれますが、トッピングにナマ卵、紅ショウガ、おしんこ、とうがらしを載せると、もっと美味しく食べれますよね。僕はこれを混ぜちゃいます。混ぜると美味しいです。つまり、これらのテクニックを混ぜて使うことが大事ではないかと思うんです。

じつは準固有和音って言葉も使ってないのです。同主調の準固有和音だけでなく、より多くの調性を絡めるとコード編曲法 序章ETUDE4 Ex-01、Ex-02のようになります。近親調のコードを絡めるですね。@tenawanboy 準固有和音は、効果ありますよね?!

「準固有和音」という言葉を使わずに「同主調のコード」と言う表現をしていますが、同主調だけに留まらず近親調をふんだんに絡めると面白いコードワークが可能です。解釈を広げて頂きたいので、足枷になってしまいそうな表現を避けているところがあります。

「混ぜて使う」と書いちゃいましたが、準固有和音、代理和音、ドッペル・ドミナント、セカンダリードミナントを混ぜたところで「牛丼並み+トッピング」のように美味しくはならないかもしれません。これらはクラッシックの時代から使い古されてしまって、賞味期限切れなニュアンスが漂ってます。

それよりかは、7つのダイアトニック・コードを大事に使って、ツーファイブ、裏コード、分数コード、四度堆積和音、二度堆積和音、アッパーストラクチャー、近親調のコードを絡める、これらの可能性を追求した方がよほどオリジナリティが出せるかと思います。

そして「裏コード」こそが「代理和音」であると思うんですよね。

このようにカテゴライズできます。クラッシック = 「準固有和音、代理和音、ドッペル・ドミナント、セカンダリードミナント」 ジャズ = 「ツーファイブ、裏コード、分数コード、四度堆積和音、二度堆積和音、アッパーストラクチャー」 もちジャズにはクラシックにカテされたものも含まれます。

準固有和音、代理和音という言葉を使う時点で、よほど古典的なコードワークにフォーカスしているわけです。これらのコードに新しさが感じられないのは当然で、準固有和音、代理和音を使うと、なんだか誰かが今までに作ったような似たり寄ったりな曲が出来上がってしまうわけです。それではツマラナイ。

ソフトバンクCMでお馴染みのSupremes「You Can't Hurry Love」。この曲は7つのダイアトニック・コードだけで出来ています。準固有和音、代理和音、セカンダリードミナント、ドッペル・ドミナントは全く使われていません。
http://www.youtube.com/watch?v=fQ7uXX9K7Sk

7つのコードを上手に使って、良いメロディを作る。余計なことせずともイイ曲は作れる。ムダが無いから、いさぎよくて説得力がある。あ、実際には6つのコードですね。こういうメジャーキーではコード7は殆ど使いません。コード7のハーフディミニッシュの出番は長調では殆どありません。

イイ曲ってメロディとベースの二声体で上手く成立している場合が多いです。そういう曲であれば、コード楽器を抜いても気持ちイイ。逆にこの二声体が上手くできてないと、コード楽器を抜くと、気持ち悪いはずです。@Pylonix 例えばA メロがドラムとベースのみで構成された曲などありますが、
さきほどのSupremes「You Can't Hurry Love」もベースとメロディだけであっても、ぜんぜん引っ張れちゃいますよね。ベースとメロディで良い関係を築くことが大事ではないでしょうか。

スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://sonicmovement.blog32.fc2.com/tb.php/625-e9302148

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

[  Hiroshi  Fujimaki  ]

Author:[ Hiroshi Fujimaki ]
藤巻メソッドの藤巻浩です。
作品集はこちら

聴くだけ作曲入門

   拙著に関するご質問はHP
    SONIC MOVEMENT
 「CONTACT」メルアドをClick!

Twitter

ブログ内検索