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E7からトニックCへ向えるのか?

ウッディさんとのコメント欄での対話、こちらにまとめておきます。

[1705] 突然すみません
コード作曲法 ~藤巻メソッド~を読んで作曲始めました!
(何度も読み返してる最中ですが)
そこで自分で勉強していく内に疑問がでたので
お手間でなければ教えてもらいたいと思いコメントしてます!

V7の代理としてⅢ7は使えるんでしょうか?
また使えるとしたら何故使えるのでしょうか?
(G7-C E7-Cといった感じです!)

本当に突然質問してしまいすみません!
藤巻メソッドで作曲を始めた僕にとって
藤巻先生は心の師匠とも言える方なので(勝手にすみません)
初めてのコメントがこんな質問になって少し心苦しいですが
本当に迷惑でなければ教えてください!
2012-11-19 ウッディー URL 編集




[1706] ===ウッディさんへ===
そうですか、拙著と丁寧に向き合って下さいまして、
ありがとうございます!

結論として、
E7→Cという進行は、単純に耳で聴いた判断では
NGだと思います。しかしながら、8小節続くコードワークの
最後がE7であって、そこからCへ強引に戻ることは可能です。

たとえば、↓このようなイ短調のコードワーク

Am7→Dm7→G7→CM7→FM7→Cadd9/E→Dm7→E7

この後に、トニックCに進んでも変ではありません。
耳で聴いた判断では、ぜんぜん大丈夫ですね。

要は違和感が無ければ、TPOで例外的に使うことが
できるコードはたくさんあると思います。

ナゼ繋げられるかという理由は挙げにくいですが、
コードを挟む場所、タイミングによって、
OKである時と、NGである時があると思います。

強いて言うならば、この場合は展開のタイミングで、
イ短調からハ長調へと転調していると言えるでしょう。
転調を強引に行っている、と考えれば分かりやすいかと
思います。いかがでしょうか?

ご質問は、これからの執筆へのヒントとなりますので、
非常に嬉しいです。
正直、頭の中だけでは「E7→Cは無理だろうなあ」って思ってたら
耳で聴いてみたら大丈夫でしたね。笑
ぜひ、またお気軽にご質問くださいね!
2012-11-19 Hiroshi URL 編集



[1710] ありがとうございます!!
まさかこんな丁寧に答えて頂けるとは!!
駄目元で質問してよかったです!
本当にありがとうございます!
やっぱり使おうと思えば使えるけど…
使おうとは思わないって部類な感じですね!
とても参考になりました!
これからも応援してます!
2012-11-22 ウッディ URL 編集




[1713] ===ウッディさんへ===
こちらこそ、ためになるご質問ありがとうございます。

まだ付け加えるとしましたら、
E7の持つ減五度の音程は[#ソ~レ]ですから、
この減五度音程の解決したい内部の三度音程は、
[ラ・ド]もしくは[ラ・#ド]となります。

なので、E7の最も向いたいコードは
AマイナーもしくはAメジャーであり、
トニックCへの帰結性というのは、単体のE7からは
生み出しにくいでしょう。

ただ、上記8小節のコードワークのように
「大きな流れ」で見れば、
結果的にE7→Cのようなケースも無きにしもあらず
ですね。

コードワークというものは、探せばいくらでも
例外のようなものを発見できますので、
「これは絶対に無理」というケースの方が
少ないのかもしれませんね。不自然に感じられる
不協和な和音の連結でも、緊張のシーンであれば
OKであったりしますし。。。面白いですね!
2012-11-24 Hiroshi URL 編集
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4件のコメント

[C1718] 記事とは関係ありませんが

最近音楽コミュニティ等でボーカルを勝手に抽出し
リミックスを作り簡単にダウンロードできるようにしてあるのを見かけますがそういうのは作曲家としてどう思いますか?
私は好きな曲だったりするととても不愉快だったりします。

よろしければご意見お聞かせください。
  • 2012-11-29
  • りっつ
  • URL
  • 編集

[C1719] ===りっつさんへ===

こんにちは、
ちょうどツイッターでもよく議論している内容です。
読者さんの[ふじっこさん]が↓まとめてくださってます。
http://togetter.com/li/382707

ある音源のボーカルトラックだけを抜き出して使うのは、
マズいです。使って公開しているとして、あとあと作家さんに
請求される場合、じつは「言い値」なんです。

50円って言われるかもしれないし、
2億円って言われるかもしれない。

そのリスクが分かっているならば、よろしいですが、
知らないとしたら、蓋を開けてビックリな結果になるのでは
ないでしょうか。

また、曲を似せて作った場合も、同様の結果が待っていますので、
気をつけなくてはいけません。ですから、当方は、
曲を似せる方向での、作曲なり、編曲なりは、
かなりリスキーであると思っています。
もし、それを指導者が行っているとしたら、
非常に危険な行為であると思います。

ジャンル的なアレンジの踏襲というのは、それを禁止したら
曲というもの自体を生み出せなくなりますので、ジョアンジルベルトは
自ら生み出したボサノバのバチーダのパターンに著作権をかけていません。

もし、彼がバチーダのパターンに著作権をかけていたら、
他の人が自由にボサノバを楽しめなくなるからであると。偉いですよね。
このようにジャンル的な踏襲と言うのは、
OKというか、わりと規制されないのが通常です。

ですが、メロディを似せるとか、極端にアレンジを似せるというのは、
非常に危険な領域へと足を踏み入れてますので、勉強になるからといって、
闇雲にヒット曲のコピーを推奨する指導者のスタンスには閉口します。

ヒット曲をコピーをするとしたら、ジャンル的な特徴を把握するとか、
きちんとした目的を持たないと、ただ単に著作権侵害へと
まっしぐらになってしまう気がするのです。

また、ヒット曲を模倣しても、模倣できるようになった時には、
流行が過ぎ去って、時すでに遅し、みたいな感じではないでしょうか。
であるならば、ジャンル的な特徴をしっかりと踏まえて、
どんなジャンルの曲でも自由に生み出せるようにした方が、
賢明ではないかと。

なにがOKで、なにがNGであるのか、
若い作家さんを、きちんと導いていく必要があるのではないかと
老婆心ながら、思う次第であります。


[C1720] そ…そんなに危険なものだったとは!!

ボーカルトラックを使ってると「言い値」で請求されるとは怖いですね(もちろん自分はやってないですよ!)
いやぁ初めて知りました。怖い怖い。

>曲を似せる方向での作曲
これは自分もなるべく避けたいと思っています
似せる方が手間がかかる気もしますし…
やったとしても絶対に公開せずに自分の中で消化するくらいですね。

そして線引きや指導者としてのスタンス…
深い感銘を受けました。
「作曲をする」という事がどういう事なのかよくわかった気がします。
モヤモヤが無くなった感じです!
質問に答えていただきありがとうございました!
  • 2012-11-29
  • りっつ
  • URL
  • 編集

[C1721] ===りっつさんへ===

あとですね、
穂口雄右さんのニュースが非常に参考になります。

http://news.livedoor.com/article/detail/7175866/

著作権ってホントむずかしい話ですね。。。

こちらこそ、ありがとうございました。

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Author:[ Hiroshi Fujimaki ]
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