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アボイドノートが問題となるのは「短九度」を形成するため

アボイドノートで躓いてしまう作曲ビギナーさんが
非常に多いので、ツイッターでの解説をまとめてみました。

以下、ツイッターからの転載です。
実際に鍵盤を押さえて響きを確認してみてください。

お気楽道場で、よくあるのがアボイドノートを平気で使ってしまうこと。トニックでの下属音、ドミナントでの主音はアボイドノートなので、強拍で用いたり長押ししたりは要注意です。

なぜ響きが悪いのかというと、音の堆積の仕方も関係しています。ハ長調で[ドミファソ]と片手で押さえても奇麗に聴こえますが、左手[ドミソ]に対し、1オクターブ上で[ファ]を弾くと気持ち悪いです。だいたいコードよりも上の音域でメロディを弾きますので、ミ-ファの短九度の音程が問題です。

ハ長調でミ-ファの短九度が問題となるのはトニック コード1[C]、コード3[Em]、コード6[Am]の3つですね。同様にドミナント コード5[G7]、コード7[Bϕ]ではシ-ドの短九度が問題となります。まとめると、ハ長調トニックでの下属音[ファ]、ドミナントでの主音[ド]がNG。

っで、ハ長調で問題となる短九度音程はミ-ファ、シ-ドです。これを並べ替えて整理すると[シドミファ]の4音。拙著で力説している[シファ]の減五度が内部三度[ドミ]に解決する←この4音と一致します。

シファの減五度音程を持つのはドミナントであり、ドミナントで主音[ド]を弾くと濁ります。逆にドミの三度音程を持つトニックで下属音[ファ]を弾くと濁ります。

シファの減五度音程を持つドミナントはトニックへ向いたいコードですから、向う先のトニックの音[ド]が先んじて同時に鳴ってしまうと、当然、濁ります。

っで、ハ長調で厄介なのはコード3[Em]で、このコードに対しては、ファもドもアボイドノートとなってしまいます。それは、左手のEm[ミソシ]に対してメロディのファもドも短九度を形成するからです。これが汚い響きに感じられるからです。

ただ、Em[ミソシ]に対してドの音を足すとCM7になりますので、CM7の転回形としてなら短九度[シ-ド]が気にならない場合もあります。これが音の連結の面白いところですね。

音楽は、協和から不協和へ、あるいは不協和から協和へのムーブメントですから、上手に協和、不協和を使いたいものです。

もっと良く眺めますと、短九度音程の形成には減五度が関わっています。ミ-ファの短九度は完全五度[ミシ]+減五度[シファ]の2つの五度音程を足したものです。シ-ドの短九度は減五度[シファ]+完全五度[ファド]の2つの五度音程を足したものです。両方の短九度の形成に減五度が関わってます。

結局のところ、アボイドノートに気をつけるということは、減五度[シファ]が内部三度[ドミ]と共存しないように注意すれば良いだけで、すっげー簡単な話です。

すっげー簡単な話を長々書いたので、分かりにくかったらゴメンナサイ。。。

ピアノの鍵盤のレイアウトで、減五度[シファ]と内部三度[ドミ]のところに、黒鍵を配置しなかったのは(シドとミファの間に黒鍵が無いのは)、ものすごい配慮だと思うんですよね。よくぞこんな風に、アボイドノートが分かりやすいように配置してくれたなあと感心します。

ピアノの鍵盤を眺めると、シドとミファの部分「黒鍵が無いだろ、気をつけろ!ここに重要な意味があんだよ」って語りかけてきますよね。減五度[シファ]があるから、鍵盤のレイアウトはイレギュラーなんですよね。

不協和の原因として背後に隠れているのは、減五度の音程であり、それは鍵盤のレイアウトからも明らか、と言えると思います。あらゆる長音階に不協和な減五度が内包されているから、協和へと向いたいムーブメント「音楽」が生まれると思うのです。

減五度の音程は6半音ですね。6という数字は色々なものの背後に隠れていて、例えば、1日は24時間で6の倍数です。1年もおおまかには6の倍数に近い(閏年366日は完全に6の倍数)。なぜ12平均律(6の倍数)にしたのかも、繋がってる気がするのです。これは非常に研究してみたい部分です。


DTMマガジン連載「お気楽道場」では上記のような内容を
常に解説しております。ぜひお聞き下さい。


お気楽道場シーズン3・第1回


お気楽道場シーズン3・第2回
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2件のコメント

[C1931] リプライありがとうございます!

リプライ頂きまして、ありがとうございます!
サウンドオルビスです。
いつも楽しく書籍やYouTubeでの道場等を拝見し、勉強させて頂いています。

まだまだ勉強不足で、頭の中が整理しきれていないですが...
「結局のところ」を頭に入れておきながら、耳と頭で少しずつアボイドについても体感で覚えていきたいと思います!

今回の記事もメモさせて頂きました!
本当にありがとうございました!

[C1932] ===Soundorbisさんへ===

こんにちは、こちらにもコメント頂いて
ありがとうございます!

「結局のところ」で前に進んでよろしいと思いますよ。
僕もまだまだ勉強している段階でして、何を学ぶというのは
「終わりのない旅」だと思っています。

ぜひお気軽にご質問くださいね!

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Author:[ Hiroshi Fujimaki ]
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