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なぜ新曲試唱は幹音で歌うべきか

ヒアノの白鍵「ドレミファソラシ」は幹音と呼ばれます。
また、調号なしの五線譜に音を書くと幹音が鳴る仕組みになっています。つまり、
幹音「ドレミファソラシ」の7音さえあれば音楽が作れることを前提に、
ピアノの白鍵も五線譜もそのような仕様になっています。

幹音以外の音は「派生音」と呼ばれます。つまり「まずドレミファソラシがありき」で、

そこから派生する音を#、♭で書き表す仕組みです。

幹音は自然音・本位音とも呼ばれ、派生音は変化音・変位音と呼ばれます。
これらのネーミングからも、まず最初に幹音を基準としていて、
そこから派生する音がある、という思想が理解できます。

拙著「聴くだけ音感入門」の新曲試唱では#、♭の付いた音も幹音で歌う事を
推奨していますが、上記のように派生音は幹音が変化したものなわけですから、
元の幹音の一文字で歌うのが歌いやすいのでオススメしています。

例えば、ド#を「ドシャープ」って歌っても構わないと思いますが、それですと、
速いパッセージに付いていけない場合が確実にあるでしょう。だとしたら、
元の幹音の一文字「ド」であれば難なく歌えるわけです。

派生音を幹音で歌うというのは、日常的に多くの音楽学校でも行われているはずです。
(ここで力説するまでもなく、音楽学校では日常的な普通の光景であると思います。)

また、器楽用メロディと歌唱用メロディは異なりますので、
慣れないうちはベースなど楽器のフレーズを歌うよりも、
歌唱曲のメロディで調性感を磨くことをおススメ致します。
拙著で取り上げました「エリーゼのために」のような歌いやすいものは別ですが、
スコット・ヘンダーソンのような難解なギタープレイを新曲試唱に使うのは、
やはり難しいわけで、歌いやすいメロディを「幹音」で歌い込んでみると良いでしょう。

その曲の調性に従って調号が付きますので、#で歌うのか、♭で歌うのか、
迷うことは無いと思いますが、記譜のルールに準じて
「音が上行する時は#、下行する時は♭」を基本に歌えば良いでしょう。
たとえば、音が上行する場合「ド レ♭ レ」と♭で歌うよりは
「ド ド# レ」と#で歌うのが良いですし、幹音に直したら「ド ド レ」となります。

「ド#とドは違う音」であると、どうしても気になる方は、
「Ah」や「Uh」で歌っても良いでしょう。その際、
キーボードで音を確認したり、ハンディレコーダーで録音するのも
良いでしょう。まあ、細かいことよりも
とにかく「歌い込む」という経験を積むことが大事ではないかと。

いかがでしょうか?よろしくお願い致します。
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2件のコメント

[C1980] 解決いたしました

とても丁寧なご回答ありがとうございます.

最近(と,いうか「聴くだけ音感」を拝聴して,「ア!意外と音感ある!」と勘違いしてから)ベースをフレットレスに切り換え,耳コピしたフレーズを(ピアノで一旦演奏録音し,それとユニゾンさせるように)歌いながらベースで弾く,という練習をするようになったのですが,♯と♭の問題が解決できなくて気持ちよく取り組めなかったのです.

貴重なお時間ありがとうございました.
f.

[C1982] ===f.さんへ===

いえいえ、こちらこそ、
ご質問ありがとうございました。なるほどー、
そうでしたか。記譜のルールに従って歌ってみるのが
よろしいかと思います。よろしくお願い致します!


  • 2015-03-10
  • [ Hiroshi Fujimaki ]
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Author:[ Hiroshi Fujimaki ]
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