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質問コーナー [移調とハーモニーについて2]

質問コーナー[移調とハーモニーについて]の続きです。

分かりやすくご説明下さり、本当にありがとうございました。

ひとつだけ、初心者にとって、「テンションの進みやすい方向を意識する」
ことは難しく感じます。

9th→根音、11th→第三音、13th→第五音への流れというのは、同一のルート音をもつ和音の中では理解できていると思います。たとえばCではレからドへの動き、ファからミへの動き、ラからソへの動きを意識しましょう、
ということですよね?

ただ、別の和音へ進むときには、もともとの根音はすでに根音ではないわけで、
そう思うとどのように考えよ、ということなのか、
何だか混乱してしまっています。

コードハーモニーの移り変わりが自然であることを重視すべきとのお言葉はたいへん分かりやすく、納得できました。ありがとうございました!



いえいえ、こちらこそです。
テンションの進みやすい方向に関しましては、
同一のルート音をもつ和音は、理解されているとおりで
よろしいと思います。

<別の和音へ進むときには、もともとの根音はすでに根音ではないわけで、そう思うとどのように考えよ、ということなのか、何だか混乱してしまっています。 >

この点につきまして、譜例をご覧下さい。

Answer0723.jpg
(↑クリックで拡大できます)

Ex-01は右手のハーモニーを基本形で、
つまり根音から堆積した状態です。
これは、ハーモニーの移り変わりが良くないことは
皆さん、演奏してみれば理解できると思います。
左手と右手が平行に動いて、
しかも全ての声部の音が
別の音へジャンプしている状態ですね。。。
横の流れが滑らかに繋がっていません。。。

コードを繋ぐ場合「共通音を保持する」ということが
よく言われます。
Ex-02は1小節目のC3を保持してDm7の第七音として
そのまま使用しています。
3小節目は2小節目と全く同じ右手の堆積です。
Ex-01とEx-02ではコードネームが異なりますが、
共通音を残す前提でコードハーモニーを見直しました。
このように共通音を保持すると、滑らかなハーモニーの
移り変わりが楽しめます。

Ex-03では、さらに左手と右手の動きで
「反行」の動きをしてみました。
左手が下がったら右手が上がり、
左手が上がったら右手が下がる、
このようにバスと上声部が反行の動きをとるように
動かすと、より音楽的な印象に聴こえます。
(Dm7ではコードの第五音[ラ]を省いています)

Ex-04では、反行の動きを意識しつつ、
もっと右手を動かしてみた場合です。
大胆に動かすと、フレーズ的なニュアンスも漂ってきます。

このように自由にハーモニーを動かして良いわけですが、
伴奏に徹するとしたら、Ex-01からEx-03のように
C3付近でハーモニーを組むと上手くいきます。

ハーモニーをフレーズとして活かしたい、
単なる伴奏に徹したくない、とするならば、
Ex-04のように動かすことも可能です。

大事なのは役割を見極めて、
動かしてあげることであり、
基本としては「C3付近でハーモニーを組む」ことを
念頭においておけば、上手くいくはずです。
その際、
共通音が残るようにコードハーモニーを見直したり
反行の動きを意識すれば、
より左手と右手の関係が良くなると思いますので、
ぜひ試してみてください!

音の動きには、
平行・斜行・反行があり、なかでも反行の動きが
もっとも独立性が感じられると言われます。
上手にこれらの動きを選択して、
ご機嫌なサウンドを生み出してみましよう!

一応まとめますと

C3付近にコードハーモニーを集める
(コードの第五音は省ける場合がある)
共通音の保持
反行の動き


ただ、「C3付近でコードを組む」ということだけでも
上記のように、動かすことが自然とできてしまうと
思いますので、やはり基本姿勢は「C3付近でコードを組む」
ではないかと。
大胆に盛り上げたい場合は、Ex-04のように音域を
広く使ったり、音数を増やす手もありますね。

いかがでしょうか?よろしくお願い致します!












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